東洋経済新報社 著書 田坂宏志
「ダボス会議に見る世界のトップリーダーの話術」を読了しました。
2014年5月に東洋経済新報社より刊行されたようです。
【書籍概略】
世界のトップリーダー2500名が集まり、スピーチが繰り広げられる場、それがダボス会議。本書では、ビルゲイツや各国首相、大統領によるトップリーダーのスピーチを挙げ、彼らの話術について田坂さんの視点より語られています。話術には、言葉を超えたメッセージが重要であり、そのエッセンスを”15の話術”として項目ごと紹介されていました。
- 第1の話術 語るテーマで「人格」を選ぶ
- 第2の話術 聴衆の「無言の声」に耳を傾ける
- 第3の話術 胆力で聴衆を呑む
- 第4の話術 位取りを過たない
- 第5の話術 聴衆との対話で勝負する
- 第6の話術 一挙手一投足もメッセージとする
- 第7の話術 歴史や思想を堂々と語る
- 第8の話術 自然体という究極のスタイルで語る
- 第9の話術 情熱の奥に冷静な視線を持って語る
- 第10の話術 腹に響く声を武器にする
- 第11の話術 余韻で無言の言葉を発する
- 第12の話術 個性的なスタイルで印象づける
- 第13の話術 女性の不利を、有利に転じる
- 第14の話術 草の根の人々を背負って語る
- 第15の話術 垂直統合の思考を身につける
【感想】
トップリーダーのみならず共、取り入れるべきこと、ビジネスの場で必要とされていることが多く盛り込まれている本だと思います。
特に第一の話術、テーマにより人格を切り替えるは、ビルゲイツのスピーチを基に語られています。”辣腕の経営者としてのビルゲイツ””社会貢献家としてのビルゲイツ”それらの人格をテーマによって、意識的、無意識的に使い分けているといった内容です。
上司にプレゼンする場面、部下に教える場面、家庭での一場面、友達と一場面、、、どんな人でも、場面によった違う人格を持っているのではないでしょうか?場面を見ながら、自身の人格を使い分ける、かつ俯瞰してその人格を見る、難しいですが日頃から意識し活用したいと思いました。
ただ、この本のテーマでもなければ、記述もされていませんが、どんなにスピーチが上手くとも実績がなければ評価は今ひとつであり、実績が有れば仮に一見拙く見えるスピーチ(英語)だとしても、それこそが魅了させるスピーチの要因にもなりうる、、、
そんなスピーチの限界も個人的には感じられました。
今日も1日ありがとうございました(^^)
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